※本記事は「自治体単位でざっくり比較する」スタンスです。甲府市内の細かな居住エリア(駅徒歩・学区・買い物距離など)までは詰めません。まず全体感を掴み、候補が絞れたら住みたいエリアの最寄り駅で再計算してください。
- 更新目安:2026年05月時点(運賃・家賃相場は変動します)
- 目的地:東京駅
- スタート駅(評価用):甲府駅(自治体の主要駅/東京駅への導線が最も容易)
- 主要手段:中央線特急(あずさ・かいじ)/自由席なしのため原則 指定席または座席未指定券
- 会社補助(筆者前提):1日上限5,000円(往復費用と自己負担を併記)
評価結果
要点:甲府市は「東京通勤だけで見ると重い」が、「県庁所在地の生活利便」と「昇仙峡・温泉・山の眺望」がかなり強い、週1〜2出社向きの移住候補です。
世帯年収1,200万(手取り月約76万)なら、家賃+週5交通費(補助あり自己負担)を月19万(手取り25%)以内にできれば現実的。甲府市は週5交通費(補助あり自己負担)は月約6.0万 → 家賃は“〜13.0万”が25%ライン。
| 項目 | 評価 | 補足 |
|---|---|---|
| A 通勤時間 | △ | 東京駅まで片道約104分 |
| B 交通費 | △ | 往復 8,000円/自己負担 3,000円 |
| C 家賃相場 | ○ | 3LDK 70㎡:約8〜10万円/在庫:普通 |
| D 生活環境 | ○ | 買い物○/医療◎ |
| E 推しポイント | +++ | 昇仙峡、湯村温泉、山、渓谷、眺望 |
| 結論 | 週1〜2ならあり | 週5は時間・交通費が重いが、暮らしと自然の満足度は高い |
この自治体が「移住先候補入り」なら、引越し費用の相場を事前に確認するのがおすすめです。先に引越し費用の相場を掴むことで、移住先判断時の追加材料になります。(距離・荷物量・時期でブレます)。
↓評価基準はこちら!↓
A. 東京駅までの通勤時間(電車+特急)
甲府市内はどの駅から乗るかで、甲府駅までのアクセス時間が変わります。在来線+特急を厳密に足し込むと個別事情が出るので、ここでは「代表駅=甲府駅」を起点に、乗車時間だけでざっくり比較します。
判定(甲府駅→東京駅)
- 約104分(甲府駅→東京駅:JR特急あずさ・かいじ系統の直通便、または新宿乗換) → △(91〜120分)
週1/週2/週5の“乗車時間”イメージ
- 片道:約104分
- 往復:約208分
| 出社頻度 | 週の合計乗車時間(目安) |
|---|---|
| 週1 | 約3時間28分 |
| 週2 | 約6時間56分 |
| 週5 | 約17時間20分 |
コメント
甲府駅から東京駅までは、直通の特急に乗れれば乗換なしで行ける時間帯もあります。ここはかなり大きなメリットです。新宿で乗り換えるルートでも、中央線快速・中央線特急の延長なので、ルート自体はわかりやすいです。
ただし、片道約104分は「毎日やるには長い」ラインです。週1なら移動日として割り切れますが、週2になると疲労感が出やすく、週5だと通勤だけで週17時間超になります。
甲府市を東京通勤圏として見るなら、週1〜2出社で、出社日をまとめられる人向きです。反対に、急な出社が多い職場、夜遅くまで残業しがちな職場、帰宅ダイヤを毎回気にしたくない人には、かなり重く感じると思います。
B. 交通費(電車+特急/指定席または座席未指定券)
判定(甲府駅→東京駅)
- 往復 8,000円/日 → △(7,000〜9,000円)
- 〖会社補助あり(上限5,000円/日)〗自己負担:3,000円/日
- 〖会社補助なし〗自己負担:8,000円/日
週1/週2/週5の“お金”イメージ
| 出社頻度 | 往復運賃(週) | 自己負担(週・補助あり) | 自己負担(週・補助なし) | 月の自己負担(補助あり・週×4) | 月の自己負担(補助なし・週×4) |
|---|---|---|---|---|---|
| 週1 | 8,000円 | 3,000円 | 8,000円 | 12,000円 | 32,000円 |
| 週2 | 16,000円 | 6,000円 | 16,000円 | 24,000円 | 64,000円 |
| 週5 | 40,000円 | 15,000円 | 40,000円 | 60,000円 | 160,000円 |
※月は簡便に「週×4」で計算。実運用は定期・えきねっと・チケットレスサービス・勤務形態などで最適解が変わります。
※運賃は改定やルートで変動します。ここでは2026年05月時点の目安として掲載しています。
コメント
甲府市の交通費は、会社補助があるかどうかで評価がかなり変わります。1日上限5,000円の補助が出る前提なら、週1〜2出社はまだ現実的です。週2でも月の自己負担は約2.4万円なので、家賃の安さで十分吸収できます。
一方、補助なしだと週2でも月約6.4万円、週5だと月約16万円です。これは家賃を1部屋ぶん余計に払うような感覚なので、かなり厳しいです。
また、中央線特急は自由席ではなく、指定席または座席未指定券を使う前提です。座れるか、どの時間帯に直通便があるか、帰宅時にちょうどよい特急があるかは、住む前に必ず確認したいポイントです。
C. 家賃相場(2LDK/3LDK)
ここは比較をブレさせないために、2LDK(50〜60㎡)と3LDK(70㎡前後)の2本で見ます。評価は原則「3LDK」を基準にします。
判定(甲府市)
- 3LDK:おおむね 約8〜10万円 → ○(9〜11万円)
- 参考:2LDKは 約6.5〜8.5万円 が中心
- 在庫感:普通(県庁所在地なので選択肢はあるが、駅近・築浅・70㎡前後は上振れしやすい)
| 間取り | 目安家賃 | 所感 |
|---|---|---|
| 2LDK(50〜60㎡) | 約6.5〜8.5万 | 夫婦2人なら探しやすい価格帯。築年数や駐車場条件で差が出る |
| 3LDK(70㎡前後) | 約8〜10万 | 子ども1人想定でも現実的。駅近・築浅・分譲賃貸は10万円超も見る |
コメント
甲府市は山梨県の県庁所在地なので、単なる地方都市より賃貸の選択肢はあります。2LDK〜3LDKのファミリー向けも見つけやすく、東京通勤圏の中では住居費をかなり抑えやすい側です。
ただし、甲府駅徒歩圏・築浅・駐車場付き・70㎡前後の条件を全部乗せすると、相場より高くなりやすいです。逆に、車あり前提で駅から少し離れたエリアまで広げると、家賃の納得感はかなり出ます。
甲府市で物件を見るなら、「甲府駅までどう出るか」と「日常の車移動がしやすいか」をセットで見たいところです。東京通勤日は甲府駅アクセスが大事ですが、普段の生活は車移動の快適さが効いてきます。
賃貸相場は確認できましたが、中には持ち家を考えている方も多いと思います。
そんな方は「この自治体で建てるならどの会社が合う?」を整理してみましょう。
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D. 生活環境(買い物・医療)
生活環境は迷子になりやすいので、生活必需の2点だけに絞ります(車あり前提のため、距離条件は置きません)。
買い物(◎/○/△/×)
- ○:食品スーパー、ショッピングセンター、ホームセンターがあり、日常生活は市内で十分回せる
オギノ イーストモールショッピングセンター、オギノ各店、DCM甲府北口店、セレオ甲府など。巨大モール型の買い物は隣接する昭和町方面も視野に入りますが、日常の食品・日用品・ドラッグストア・ホームセンター系は市内でかなり回しやすいです。
巨大モール型でなくても、日常生活が市内で回るなら○。甲府市の場合、買い物は「市内完結+必要に応じて周辺市町の大型店」という使い方が現実的です。
医療(◎/○/△/×)
- ◎:高度救命救急センターを持つ県立中央病院が市内にあり、医療の安心感はかなり強い
甲府市の医療の受け皿(例):
- 山梨県立中央病院(高度救命救急センター、地域医療支援病院など)
- 市立甲府病院(市立の総合病院)
- 甲府市地域医療センター(小児初期救急、歯科救急、救急調剤薬局など)
※病院の受け入れ体制は日々変わるため、最新は公式情報をご確認ください。
コメント
甲府市の生活環境は、東京通勤圏の移住候補としてかなり安定しています。買い物は「超大型モールが市内にどんとある」というより、食品スーパー・ホームセンター・駅ビル・地域ショッピングセンターを組み合わせる形です。車ありなら不便感はかなり小さいと思います。
医療はかなり強いです。県庁所在地らしく、市内に高度救命救急センターを持つ病院があり、初期救急の仕組みもあります。子育て世帯や、将来的に親の介護・通院も視野に入れるなら、この安心感は大きいです。
弱点を挙げるなら、生活はかなり便利な分、「都会から思い切り離れたい」という目線では市街地部分がやや都市的に感じるかもしれません。自然目的なら、街なかよりも山側・郊外側の暮らし方を見たほうが甲府らしさが出ます。
E. 自治体の推しポイント(田舎成分の加点)
Eは必需ではなく、田舎好きの筆者に刺さるポイントがあれば加点します。
判定(甲府市)
- 推し度:+++(刺さる要素が多い)
甲府市の推し(例)
- 御岳昇仙峡:渓谷美、滝、岩峰、紅葉が強い自然系の代表格
- 湯村温泉郷:武田信玄の隠し湯として知られる温泉地
- 武田の杜:森林浴、散策、キャンプ、眺望を楽しめる山側の自然
- 千代田湖周辺:湖・山・静かな景色があり、市街地から気分を変えやすい
- ほか:甲府盆地の山並み、果樹・ぶどう・里山感、富士山方面の眺望
コメント
甲府市の推しはかなり強いです。県庁所在地なので街なかは便利ですが、少し目線を山側に向けると、昇仙峡、温泉、森林、湖、山の眺望が一気に出てきます。
特に昇仙峡は、ただの公園ではなく「渓谷に遊びに行く」感覚があるスポットです。都会から離れたい人にとって、休日の満足度はかなり高いと思います。
一方で、甲府市は地方都市としての便利さも強いので、完全な田舎暮らしを求める人には少し街っぽく感じる可能性があります。個人的には、甲府市は「生活は便利に保ちつつ、休日は渓谷・温泉・山へ逃げられる」タイプの移住先です。
筆者が住むとしたら(総評)
前提:筆者は「東京駅勤務のサラリーマン(出社あり)」で、妻はフルリモート。車は1台。通勤手当は1日上限5,000円。田舎成分(温泉・高原・田園など)があるとテンションが上がります。
結論:週1〜2出社ならかなり面白い。週5は交通費と時間で後退。
週1〜2出社が主なら、甲府市はありです。
東京駅まで片道約104分なので、通勤時間だけ見ると軽くはありません。ただ、直通特急の時間帯を使えればルートはわかりやすく、週1〜2なら「今日は出社日」と割り切れる範囲です。
家賃は3LDKでも約8〜10万円台が狙え、生活環境も県庁所在地としてかなり安定しています。医療の受け皿が厚いのも大きいです。さらに、昇仙峡や湯村温泉、山の眺望があるので、田舎成分の満足度は高めです。
ただし、週5出社だと話は変わります。補助ありでも月6万円の自己負担、補助なしなら月16万円。通勤時間も週17時間超なので、長く続けるにはかなり覚悟が必要です。
甲府市は「東京へ毎日通う街」というより、「基本は山梨で暮らし、必要な日だけ東京に出る街」として見ると魅力が出ます。
筆者目線での“刺さりポイント”
- 通勤時間△:週1〜2なら許容、週5はかなり重い
- 生活環境○:買い物は日常生活なら十分、医療はかなり強い
- 推し+++:昇仙峡、湯村温泉、山・湖・盆地の眺望が強い
ここだけ注意(住む前にチェックしたいこと)
- 甲府駅までの移動手段と所要時間。駅徒歩圏にこだわるか、車で駅まで出るかで体感が変わる
- 帰宅時間帯の特急ダイヤ。直通便の有無、新宿乗換、最終に近い時間帯を確認
- 中央線特急は自由席ではなく、指定席・座席未指定券の運用を理解しておく
- 甲府盆地は夏の暑さ、冬の冷え込みが出やすい。住居の断熱、駐車場、エアコン性能は確認
- 洪水・土砂災害・内水・ため池など、住所ごとのハザードマップ確認は必須
- 「自治体単位でざっくり」評価なので、最終候補になったら住みたいエリアの最寄り駅で再計算
まとめ:甲府市はどんな人に刺さる?
・刺さる:週1〜2出社で、東京駅にも通いたい。家賃を現実的に抑えたい。昇仙峡・湯村温泉・山の眺望がある暮らしに惹かれる。
・注意:週5出社を常態化させるなら、乗車時間と交通費、帰宅ダイヤがポイント。中央線特急の指定席運用、会社ルール、出社日の集約は必須。
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