※本記事は「自治体単位でざっくり比較する」スタンスです。飯田市内の細かな居住エリア(駅徒歩・学区・買い物距離など)までは詰めません。まず全体感を掴み、候補が絞れたら住みたいエリアの最寄り駅で再計算してください。
- 更新目安:2026年06月時点(運賃・家賃相場は変動します)
- 目的地:東京駅
- スタート駅(評価用):飯田駅(自治体の主要駅/東京駅への導線が最も容易)
- 主要手段:JR飯田線+東海道新幹線(新幹線は原則自由席)
- 会社補助(筆者前提):1日上限5,000円(往復費用と自己負担を併記)
評価結果
要点:飯田市は「東京通勤」はかなり厳しい一方で、天龍峡・下栗の里・しらびそ高原・猿庫の泉といった自然系の推しが強烈な、ほぼリモート前提の移住候補です。
世帯年収1,200万(手取り月約76万)なら、家賃+週5交通費(補助あり自己負担)を月19万(手取り25%)以内にできれば現実的。飯田市は週5交通費(補助あり自己負担)は月約39.6万 → 交通費だけで25%ラインを大きく超えるため、週5通勤前提では成立しにくいです。
| 項目 | 評価 | 補足 |
|---|---|---|
| A 通勤時間 | × | 東京駅まで片道約257分 |
| B 交通費 | × | 往復 24,820円/自己負担 19,820円 |
| C 家賃相場 | ◎ | 3LDK 70㎡:約7.4〜7.7万円/在庫:薄め〜普通 |
| D 生活環境 | ◎ | 買い物◎/医療◎ |
| E 推しポイント | +++ | 天龍峡、下栗の里、しらびそ高原、猿庫の泉、南アルプス眺望 |
| 結論 | 月数回出社なら検討可 | 週1でも覚悟が必要。暮らしと自然の満足度はかなり高い |
この自治体が「移住先候補入り」なら、引越し費用の相場を事前に確認するのがおすすめです。先に引越し費用の相場を掴むことで、移住先判断時の追加材料になります。(距離・荷物量・時期でブレます)。
↓評価基準はこちら!↓
A. 東京駅までの通勤時間(電車+新幹線)
飯田市内はどの駅から乗るかで、飯田駅までのアクセス時間が変わります。飯田線+新幹線を厳密に足し込むと個別事情が出るので、ここでは「代表駅=飯田駅」を起点に、乗車時間だけでざっくり比較します。
判定(飯田駅→東京駅)
- 約257分(飯田駅→豊橋駅:JR飯田線、豊橋駅→東京駅:東海道新幹線) → ×(121分〜)
週1/週2/週5の“乗車時間”イメージ
- 片道:約257分
- 往復:約514分
| 出社頻度 | 週の合計乗車時間(目安) |
|---|---|
| 週1 | 約8時間34分 |
| 週2 | 約17時間08分 |
| 週5 | 約42時間50分 |
コメント
飯田市は、東京駅通勤だけで見るとかなり厳しいです。鉄道だけで東京駅へ向かう場合、飯田線で豊橋方面へ出て、東海道新幹線に乗り継ぐルートが比較的速いものの、それでも片道約4時間17分。評価基準では明確に×です。
中央線側へ抜ける「飯田駅→岡谷駅→東京駅」ルートもありますが、こちらは費用を抑えやすい一方で、所要時間は5時間超になりやすいです。どちらを選んでも、東京駅勤務の通常通勤としてはかなり重い自治体です。
週1出社でも、もはや「通勤」というより「遠征」です。朝から晩まで移動にかなり時間を取られるため、出社日の前後も含めて体力を見ておきたいです。週2は相当な覚悟が必要で、週5は現実的とは言いにくいです。
飯田市は「東京へ毎日通う街」ではなく、「飯田で暮らすことを主軸にして、東京出社は月数回に抑える街」として見るのが自然です。高速バスは新宿方面との直行性があり実用的ですが、このサイトでは主要ルートに採用せず、補足扱いに留めます。
B. 交通費(電車+新幹線/自由席)
判定(飯田駅→東京駅)
- 往復 24,820円/日 → ×(9,000円〜)
- 〖会社補助あり(上限5,000円/日)〗自己負担:19,820円/日
- 〖会社補助なし〗自己負担:24,820円/日
週1/週2/週5の“お金”イメージ
| 出社頻度 | 往復運賃(週) | 自己負担(週・補助あり) | 自己負担(週・補助なし) | 月の自己負担(補助あり・週×4) | 月の自己負担(補助なし・週×4) |
|---|---|---|---|---|---|
| 週1 | 24,820円 | 19,820円 | 24,820円 | 79,280円 | 99,280円 |
| 週2 | 49,640円 | 39,640円 | 49,640円 | 158,560円 | 198,560円 |
| 週5 | 124,100円 | 99,100円 | 124,100円 | 396,400円 | 496,400円 |
※月は簡便に「週×4」で計算。実運用は定期・EX予約・スマートEX・勤務形態・高速バス利用などで最適解が変わります。
※運賃は改定やルートで変動します。ここでは2026年06月時点の目安として掲載しています。
コメント
飯田市の交通費は非常に重いです。鉄道の最速寄りルートでは、飯田駅から東京駅まで片道12,410円、往復24,820円。会社補助が1日5,000円出ても、自己負担は1日19,820円です。
週1出社でも月約7.9万円の自己負担。週2では月約15.9万円です。飯田市の家賃がかなり安いとしても、交通費でほぼ吹き飛びます。
週5出社は、補助ありでも月約39.6万円、補助なしなら月約49.6万円。これは家賃や生活費以前の問題で、東京通勤前提の移住先としてはかなり厳しいです。
なお、岡谷・中央線特急経由なら片道7,830円程度まで下がる便もありますが、所要時間は5時間半前後に伸びます。費用を取るか、時間を取るかの選択になりますが、どちらにしても「毎週何度も通う」には重すぎる距離です。
飯田市を選ぶなら、会社の出社頻度を月数回まで落とすこと、出張扱いにできるか、東京出社をまとめられるかが重要です。
C. 家賃相場(2LDK/3LDK)
ここは比較をブレさせないために、2LDK(50〜60㎡)と3LDK(70㎡前後)の2本で見ます。評価は原則「3LDK」を基準にします。
判定(飯田市)
- 3LDK:おおむね 約7.4〜7.7万円 → ◎(〜9万円)
- 参考:2LDKは 約6.1〜6.4万円 が中心
- 在庫感:薄め〜普通(2LDKは見つけやすいが、3LDK・70㎡前後のファミリー向けは件数確認が必要)
| 間取り | 目安家賃 | 所感 |
|---|---|---|
| 2LDK(50〜60㎡) | 約6.1〜6.4万 | 夫婦2人ならかなり現実的。築年数・駐車場・エリアで差が出る |
| 3LDK(70㎡前後) | 約7.4〜7.7万 | 子ども1人想定でも固定費を抑えやすい。駅近・築浅は在庫確認が重要 |
コメント
飯田市は、家賃面ではかなり強いです。2LDKで6万円台前半、3LDKでも7万円台が見えるため、住居費を抑えたい世帯にはかなり魅力があります。
ただし、賃貸在庫は長野市・松本市のように厚いわけではありません。3LDK・70㎡前後・築浅・駐車場付き・飯田駅アクセス良好という条件を重ねると、選択肢は限られる可能性があります。
飯田市は、市街地、鼎・上郷・松尾方面、天竜峡方面、遠山郷方面で暮らしの性格がかなり違います。東京出社を少しでも考えるなら飯田駅アクセス、市内生活重視ならアップルロード周辺、自然重視なら天龍峡・遠山郷方面という見方になります。
家賃の安さは大きな魅力ですが、東京通勤が重すぎるため、「安い家賃で通勤費を吸収する」という発想は成り立ちにくいです。飯田市の家賃メリットを活かすなら、基本はリモート前提で考えたいです。
賃貸相場は確認できましたが、中には持ち家を考えている方も多いと思います。
そんな方は「この自治体で建てるならどの会社が合う?」を整理してみましょう。
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D. 生活環境(買い物・医療)
生活環境は迷子になりやすいので、生活必需の2点だけに絞ります(車あり前提のため、距離条件は置きません)。
買い物(◎/○/△/×)
- ◎:総合スーパー、ショッピングセンター、食品スーパー、ホームセンターがあり、車ありなら日常生活はかなり回せる
アピタ飯田店、イオン飯田店、イオンスタイル飯田アップルロード、そよら飯田アップルロード、綿半ホームエイドアップルロード店、カインズ飯田店、食品スーパー・ドラッグストア系店舗など。
巨大都市型の商業集積ではありませんが、飯田市は南信州の中心都市として、食品・日用品・衣料・ホームセンター系の選択肢がかなりあります。車ありなら、日常生活は市内で十分回しやすいです。
医療(◎/○/△/×)
- ◎:市内に救命救急センター、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院を持つ飯田市立病院があり、南信州の医療拠点としてかなり強い
飯田市の医療の受け皿(例):
- 飯田市立病院(飯伊医療圏の中核病院)
- 飯田市立病院 救命救急センター(救急告示・救命救急センター)
- 飯田市立病院 災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院
- ほか、市内の診療所・休日夜間の相談体制
※病院の受け入れ体制は日々変わるため、最新は公式情報をご確認ください。
コメント
飯田市の生活環境はかなり安定しています。買い物は、アピタ、イオン、そよら、綿半、カインズなどがあり、車ありなら食品・日用品・衣料・ホームセンター系までかなり市内で回せます。
南信州の中心都市なので、周辺町村から飯田市へ買い物に来る側の街です。東京通勤は厳しいですが、飯田で暮らす前提なら、生活利便はかなり評価できます。
医療は非常に強いです。飯田市立病院は飯伊医療圏の中核病院で、救命救急センター、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院などの機能を持っています。子育て世帯や将来の通院を考えても、市内に大きな受け皿があるのは大きな安心材料です。
一方で、名古屋・東京・松本のような大都市圏の専門医療とは別物です。極めて高度な治療では圏外搬送や広域利用もあり得るため、持病がある場合は診療科と通院動線を事前に確認したいです。
E. 自治体の推しポイント(田舎成分の加点)
Eは必需ではなく、田舎好きの筆者に刺さるポイントがあれば加点します。
判定(飯田市)
- 推し度:+++(刺さる要素が非常に多い)
飯田市の推し(例)
- 天龍峡:国の名勝。天竜川の渓谷美、舟下り、紅葉、奇岩が楽しめる
- そらさんぽ天龍峡:天龍峡大橋の下にある歩道。地上約80mから天竜川を望める
- 下栗の里:標高800〜1,000m級の急斜面に広がる山里。南アルプスを望む「天空の里」
- しらびそ高原:標高約1,900m。南アルプスの大パノラマと星空が強い高原
- 猿庫の泉:名水百選に選ばれた湧水。風越山麓の水のきれいさを感じられる
- ほか:遠山郷、天竜川、風越山、南アルプス眺望、りんご並木、段丘地形、里山
コメント
飯田市の推しは、かなり強烈です。東京通勤評価は厳しいですが、自然系・田舎成分だけで見るなら、今回の候補の中でもかなり上位です。
まず天龍峡が強いです。天竜川の渓谷美、奇岩、舟下り、紅葉があり、日常圏に大きな川と渓谷がある暮らしはかなり魅力的です。そらさんぽ天龍峡では、高さ約80mの橋下歩道から天竜川を見下ろせます。
下栗の里も別格です。急斜面に集落が点在する「天空の里」の景色は、都会から離れたい人にはかなり刺さります。生活圏としてはかなり山深いですが、飯田市が持つ自然の幅を象徴する場所です。
しらびそ高原も強いです。標高約1,900mから南アルプスの大パノラマを望め、星空や雲上感があります。飯田市街地とはまったく違う空気を持っています。
さらに、猿庫の泉のような名水スポットもあります。水、川、山、高原、里山、段丘。飯田市は「便利な南信州の中心都市」と「かなり深い山の自然」を同じ市内に持つ、かなり個性的な自治体です。
筆者が住むとしたら(総評)
前提:筆者は「東京駅勤務のサラリーマン(出社あり)」で、妻はフルリモート。車は1台。通勤手当は1日上限5,000円。田舎成分(温泉・高原・田園など)があるとテンションが上がります。
結論:東京出社が月数回なら夢あり。週1でも覚悟、週5は現実的ではない。
週1〜2出社が主なら、飯田市はかなり厳しめです。
東京駅まで片道約257分、往復で約8時間半。週1でも、出社日はほぼ移動日になります。週2なら移動だけで週17時間超、週5は週42時間超なので、通勤というより二拠点移動に近いです。
交通費も非常に重いです。鉄道の最速寄りルートでは往復24,820円。会社補助ありでも1日19,820円の自己負担です。週1で月約7.9万円、週2で月約15.9万円。家賃の安さでは吸収しきれません。
一方で、飯田市で暮らす魅力はかなりあります。家賃は安く、3LDKでも7万円台が見えます。買い物はアピタ・イオン・そよら・綿半・カインズがあり、車ありならかなり便利。医療も飯田市立病院が強く、南信州の中心都市としての安心感があります。
そして、自然系の推しが圧倒的です。天龍峡、そらさんぽ天龍峡、下栗の里、しらびそ高原、猿庫の泉、遠山郷。都会から離れたい目線ではかなり夢があります。
筆者目線では、飯田市は「東京に通うための街」ではなく、「飯田で暮らすために、東京出社を限界まで減らす街」です。フルリモートにかなり近い働き方で、東京出社が月数回なら候補になります。週1出社でも覚悟が必要、週5はほぼ対象外です。
筆者目線での“刺さりポイント”
- 通勤時間×:片道約257分。週1でも遠征感が強く、週5は現実的ではない
- 生活環境◎:買い物も医療もかなり強く、南信州の中心都市として安心感がある
- 推し+++:天龍峡、下栗の里、しらびそ高原、猿庫の泉、南アルプス眺望が強烈
ここだけ注意(住む前にチェックしたいこと)
- 飯田駅までのアクセス。市街地か郊外か、遠山郷方面かで駅までの負担がまったく違う
- 東京へ鉄道で行く場合、豊橋経由・岡谷経由のどちらを使うか。時間と費用の差を確認
- 高速バス利用も現実的だが、このサイトの主要ルートには採用しない。会社の交通費精算ルールを確認
- 東京出社が月数回に固定できるか。週1でも出社日の前後の疲労を見ておく
- 3LDK・70㎡前後・築浅・駐車場付きは、相場より実際の在庫確認が重要
- 市街地、天龍峡、遠山郷、上村・南信濃では生活動線がまったく違う
- 冬の凍結、山間部の積雪、スタッドレスタイヤ、坂道・狭路の運転を確認
- 天竜川周辺の浸水、段丘崖・山際の土砂災害、南海トラフ・中央構造線周辺の地震リスクなど、住所ごとのハザードマップ確認は必須
- 「自治体単位でざっくり」評価なので、最終候補になったら住みたいエリアの最寄り駅で再計算
まとめ:飯田市はどんな人に刺さる?
・刺さる:月数回出社〜ほぼフルリモートで、東京駅にもたまに行きたい。家賃をかなり抑えたい。天龍峡・下栗の里・しらびそ高原・猿庫の泉がある暮らしに惹かれる。
・注意:週5出社を常態化させるなら、時間と交通費が最大のネック。鉄道ルート、高速バス、会社ルール、出社日の集約は必須。
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