このサイトの評価基準

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このサイトの評価基準(スコアと判定ルール)です。

あくまで筆者の独断と偏見を主軸とし、調査結果を基にした採点を行います。

前提

  • 評価の軸は「自分が本当に住みたいかどうか」。
  • 通勤は東京駅に週1/2/5日の4パターンを想定、新幹線は自由席で運用。
  • 住居は70㎡以上(夫婦+将来子ども想定)を基準に比較。

自身が移住先を決める上で、参考にしたい価値観を“条件”に固定しています。採点は一次情報の根拠筆者の主観の両輪で実施します(結局、個人がどう思うのかが大切なので、主観が強めです)。


総合スコアの内訳(100点満点)

基礎配点(70)+主観による配点(30)の100点満点です。

※各採点の比重も主観によるものです。私たち夫婦が何を大切にしているのかを表しています。結局主観が大事なので(?)

基礎配点

大項目配点ねらい
1. 通勤(費用+乗車時間)30実現性を見る上で最も重要。お金×時間の観点で現実的かどうかを測る
2. 住まい(70㎡以上:買う力+借りる力)20それなりの広さを確保できる住居が選択できるか
3. 子ども・教育(高校の選択肢6+制度4)10子供ができた場合を踏まえ、進学選択肢と医療環境をチェック
4. 気候・災害5高リスクな土地は避けたい
5. 人口動態5社会インフラの持続性を鑑み、衰退速度の遅い自治体が好ましい
総合70

主観による配点

大項目配点ねらい
6. 生活インフラ15公共施設や商業施設の充実度
7. 筆者の趣味嗜好(眺望・高原・温泉・食事・文化 等)15純粋に筆者の好みと合致するかどうか
小計30

ノックアウト(評価NGとなる候補先)

  • 通勤の現実性が低い:東京駅までの乗車時間だけで片道120分超が常態化。
  • 冬季の可動性が著しく低い:降雪・凍結・通行止めで出社日に動けない確率が高い

ノックアウトは出社と可動性に限定して設定。身動きが取れない状態になりかねないエリアは評価対象とはしません。

ハザードマップが真っ赤とか、細かく言い出すと他にも様々要因はありますが、一旦上記のみ。


1) 通勤(配点30)—「毎週いくら」「毎週乗車何分」+座りやすさ

手順

  1. 自己負担/日 = 往復運賃 − 会社補助(上限5,000円/日、下回る場合は0円)
  2. お金/週 = 自己負担/日 × 出社日数(1/2/5)
  3. 時間/週片道の“電車の乗車時間”(分) × 2 × 出社日数
  4. 利用路線 = 新幹線がない区間や在来線のみで通勤できる場合、在来線を積極利用
  5. 最終得点 = 週1日、2日出社の平均(例:週1日が15点、週2日が11点の場合は13点で着地)
     ※ 駅までの徒歩・バス等は含めない(乗車時間のみ)

採点(合計30点)

  • お金(15点)
自己負担/週
0〜2,000円15
2,001〜5,000円12
5,001〜8,000円9
8,001〜12,000円6
12,001〜20,000円3
20,001円〜0
  • 乗車時間(15点)
乗車時間/週
0〜120分15
121〜240分12
241〜360分9
361〜480分6
481〜600分3
601分〜0
  • 金額が安く済むよう、基本的に自由席を想定します。仮に自由席のない列車しか利用できない場合は、指定席での計算を行います。

コメント:筆者の会社では、ありがたいことに1日上限5,000円まで支給されます。現状フルテレワークですが、業務内容によっては出社の可能性もゼロではありません。シミュレーションでは週1–2日出社をベースとし、最大値として週5日出社も計算します。実際の得点は週1-2日出社の得点平均を採用します。費用と時間の両面で無理のない範囲を高得点にします。


2) 住まい(配点20)—「買う力10」+「借りる力10」

買う力は、最寄り駅まで徒歩15分以内新築の建売住宅を基準とします。借りる力は、最寄り駅まで徒歩15分以内で築15年以内の賃貸住宅とします。

A. 買う力(10点)—70㎡相当の年収倍率

  • 倍率=70㎡相当の購入価格中央値 ÷ 世帯年収(例:1,200万円想定)
倍率目安
≤5.0倍10とても買いやすい
5.1–6.09買いやすい
6.1–7.07ふつう
7.1–8.05やや高い
8.1–10.03高い
>10.01ほぼ無理

B. 借りる力(10点)—家賃比率5+在庫5

  • 家賃比率=70㎡賃貸の家賃中央値 ÷ 世帯月収(手取り目安)
家賃比率点(5)
≤15%5
15–20%4
20–25%3
25–30%2
>30%1
  • 在庫(70㎡±10㎡の掲載件数
掲載件数点(5)
80件以上5
50–79件4
30–49件3
10–29件2
〜9件1

コメント:”70㎡以上”に固定することで、家族前提の実サイズで横比較します。


3) 子ども・教育(配点10)—高校の選択肢6+支援制度4

小中学校は評価対象から除外高校の数=選択肢として点数化します。大学は東京通勤圏であれば選択肢は豊富なので割愛。

A. 高校の選択肢(6点)

  • 数え方:対象市+隣接市町にある全日制高校校数(公立・私立、普通/総合/専門を含む)。
     ※通信制・定時制・高専・専修学校高等課程は原則除外(必要なら補足で+1校扱いまで可)。
  • 隣接市町=市境で接している自治体(県境をまたいでもOK)。
「市+隣接市町」の高校数点(6)目安
30校以上6進学先の幅が非常に広い
20–29校5とても広い
12–19校4広い
8–11校3そこそこ
4–7校2限られる
0–3校0–1かなり限られる

B. 制度の厚み(4点)—こども医療費・出産/子育て応援

状況
高3まで 無料(窓口無料)+出産/子育て応援の上乗せ4
どちらか満たす3
薄い2
一切ない1

コメント:執筆時点では子供がいない筆者ですが、今後作りたいとなった時に備え、子育て支援の充実度も調査します。また、病気やケガをしたときに備えて医療環境も調査します。数だけでなく制度の“実効性”を本文で補足します。


4) 気候・災害(配点5)

参考情報として採点します。

ブロック目安
地震・地盤1比較的地盤が強い:1/広範にリスク:0
水害・土砂1ハザードマップを頼りに回避可能:1/広範にリスク:0
台風1めったに通過しない:1/ほぼ毎年通過する:0
火山1近く、風上方面に火山がない:1/近く、風上方面に火山がある:0
雪・凍結1ドカ雪までは降らない:1/毎年ドカ雪が降る:0

コメント:日本に住んでいる限り、災害は切って切り離せないのであまり配点は重視していません。とはいえ、実際に住む場所を選ぶ際はハザードマップ等基本的なものはチェックする前提です。


6) 人口動態(配点5)

状況(直近5年平均)
転入超過(+0.5%/年)5
横ばい(±0.5%/年)3
緩やか減少(−0.5〜−1.5%/年)1
大きく減少(<−1.5%/年)0

コメント:将来の“まち力”を左右するため、小規模自治体でも持続性を重視します。少子高齢化社会の日本なので、各配点には少し差をつけます。維持が出来ていれば上出来すぎかと。


6) 生活インフラ(配点15)

生活できるできないは個人の価値観によるところが多い印象なので、主観による採点とします。

例えば、映画館がないと生きていけない人、コンビニさえあれば生きていける人等、様々ですよね。

私はイオンモールがあれば生きていけます。(贅沢)

条件
スーパー+ドラッグストア+ホームセンター等が充実または、大型モールがある15
どれか欠けるが概ね便利8–14
著しく不便0–7

コメント:上記のように条件は設定しますが、実際の居住エリアや店舗情報(大型イオンモールがある、など)を鑑みて点数は調整します。特に大手・大手系列の店舗を重視します。


7. 筆者の趣味嗜好(眺望・高原・温泉・食事・文化 等)(配点15)

条件
高原・温泉・大公園・渓谷などが複数、飲食店も王府15
2、3程度は良い資源、有名なグルメがある7-14
これといって見どころなし0

コメント:筆者の嗜好(高原・眺望好き)を明示的に加点します。見晴らしがよい所が大好きです。


一次情報・出典の扱い

  • 通勤:JRの運賃・乗車時間(駅間)を採用。改定時に更新
  • 住まい:不動産ポータルで中央値在庫件数(70㎡±10㎡)
  • 高校数:県教委/学校検索サイトの“全日制高校一覧”で、市+隣接市町をカウント
  • 医療/保育・制度:自治体の公式ページ・要綱PDFを一次情報に
  • 災害:自治体ハザード/国土地理院「重ねるハザードマップ」

コメント:可能な限り正確かつ最新の情報を拾うように心がけますが、情報が古い・誤っている等あれば、お手数ですがご指摘ください。“一次情報で裏打ちされた主観”を目指していきます。

免責と更新ポリシー

  • 本スコアは筆者の独自基準(独断と偏見)に基づく主観評価です。
  • 一次情報の更新に合わせ、記事の数値・リンクを随時改訂します。
  • 生活・安全に関わる最終判断は読者ご自身の現地確認を前提とします。

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